ところで、自然農を実践するにあたって一番の大敵は？と聞かれればやはり『虫』と答えざるを得ないのでしょうが、とはいっても『虫』と聞いて自然農のことを知らない人たちが想像することとは少し違います。自然農において野菜の収穫や生育においては虫が大敵となったことは一度もございません。今更説明するまでもなく自然農の基本的な考えなのでここでは詳細は割愛しますが(長文になっちゃうし・・。ま、ありとあらゆる種類の虫たちが生息していますが、その半面ある一種類の虫だけが大量に発生することはまずない、ということです簡潔に言うと。)、この4〜5年の間、畑で虫を殺したことなんて一度もありませんもの。家では蚊や蝿やら足長やら、庭木の毛虫どもやらをバンバン殺しますが・・・・。
収穫での大敵というならば、むしろ動物ですね。イノシシ、ハクビシン、カラス、キジ、モグラ、etc、、、近隣のじいさん曰く最近猿も見たとか見ないとか・・・・。猿まででてきたらほんとお手上げだなー。どうしようかしら・・・・・。今年から上の土地のおいちゃんが耕作放棄しちゃったんですが、そのせいかイノシシのやろうの暴れっぷりが半端ないです。オフシーズンには柵を補強しなくては・・・・。
生育での大敵は、草。草の勢いに負けないように手助けしてやらなければ、軌道に乗る前にあっという間に消えてなくなります。でも、もちろんそんなにすべての野菜にかかりっきりになれる時間などなく・・・・・、毎年かなり消えてなくなりますがね・・・・・無念。
ではでは本題、虫の何が大敵なのかというとズバリ『痒い』んです！たまらなく！！！。気軽に短パンで畑の様子を見に・・・・なんてことしてたら痒くて殺されちゃいます。蚊くらいしか刺されたことない現代っ子たち(笑)には想像もつかない、得体のしれない痒み・・・・・。今年はSFTSなんて脅威があるので文字通りほんとに殺されます。子供たちを気軽に連れてくることもできないし、、(子供は厚着が大嫌い！)、毎度超重装備してから心して足を踏み入れなければならないのです。つなぎに足袋、腕貫に養蜂家のようなモスキートネットまでして露出を完全にゼロにして作業しています。ところが、それでも毎年原因不明のブツブツができて、それが綿の衣服に付着した毛虫の毛なんだと皮膚科の先生に指摘されたのが一昨年のことです。
それからというもの、夏の作業が地獄と化しました。毛虫の毛を付着させないためにツルツル素材の服、つまりカッパやウインドブレーカーで作業することにしたからです。ひーーーーー。ボクサーの減量か・・・？クラクラして時々小屋まで戻れなくなりそうなことも・・・。命からがら辿り着きポカリを飲みカッパを脱ぎ扇風機にあたり、みるみる復活・・・・なんかスーパーサイヤ人の修行みたいですね。。。
ぁー、半袖短パンビーサンとかで畑ができたらすっごく幸せなのになー・・・・・・・・。『痒み』か『暑さ』か、毎度究極の二択を迫られるなんて・・・。
まぁ、でも、そんなこんなでかなり鍛えられているようで、常人とくらべて暑さにはめちゃくちゃ強くなっちゃってるようです。ちょろっと収穫だけする日とか、普通にごつめのつなぎとかで作業すると、驚くほど快適だったり。(もちろん灼熱の真昼間にね。)。翌日早起きのない日に、夕方作業すると、真夏なのにむしろ涼しくって心地よく感じたり・・・。我が家ではよっぽどの熱帯夜以外は一切クーラーをかけませんが、それも別に我慢しているわけではなく、そんなに暑くないから、暑く感じないからなわけで。おかげさまで健康的な毎日を送れています。・・・・よく考えたら、子供ってすごいですよね。彼女たちから「暑い」とか「寒い」とかいうフレーズを一切聞いたことがないんですけど・・・。鍛えてる僕なんかより全然暑さに強いんだなー。。。
そんな暑さに強い我が家が来週あたりキャンプに行ってまいります。キャンパーたちはだいたい7〜8月は暑すぎて避けるそうですが、ま、多分、我が家は大丈夫だろと・・。瀬戸内海の島の浜辺の林で一泊予定。ちなみに去年8月の終わりに仁淀川上流でキャンプしたとき、今年7月の頭にまんのう町でうどん屋巡りキャンプをしたとき、ともに夜は寒かったです・・・。笑。外で寝ると以外と暑くないもんなんだなー。楽しみ楽しみ。
なんか『農』な人間になってからかなり物欲がなくなったなと思いきや、ここにきてキャンプ道具ショッピングが熱を帯びてきています。行く度に欲しいものが増えていく・・・・・。キャンプってタダで泊まれると思いきや、タダで泊まるためにかなりの出費が・・・・・汗。
普通にお宿とっておいしいもん食わせてもらったほうがいいんじゃないかしらとふと疑問に思うこともあります。笑。実際、父さんだけめちゃくちゃ忙しいし、、、。
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